2015年10月18日

普段の学習法だけでは進歩がない!(3) 海外出張に出てわかった、短期間でやるビジネス英語学習

ビジネス 英語 学習 短期 海外出張

短期間で英語を学習するために、飛行機の中が最もまとまった時間が取れて英語の勉強に使えそうだと気づきました。しかし、出される食べ物や飲み物、映画、乗り合わせる人や働いている方を観察する、日ごろ疲れているのでグッスリ眠りたい、など『誘惑』が多いです。その誘惑とうまくつきあって英語を勉強できるかが課題でした。

長時間フライトで英語の映画を見ることにしたところ

9時間くらいのロングフライトの出張でしたが、ひと眠りして目が覚めたあとも時間がたっぷりありました。そこで席に備えつけの画面で好きな映画を見ることにしました。面白そうな最新の映画があったので最後まで見たのですが、まだ到着まで3時間あります。そこで、ほかの映画を探してたところ以前見たアメリカ映画でおもしろかったものが見つかりました。内容は知っていたので、字幕や日本語吹き替えなしで見ることにしました。そこでふと思ったのが「ひと通り聞けば、現地に着くより前から英語の音に耳が慣れるかもしれない」でした。英語は分からないところだらけでしたが好きな映画なので飽きずに見られました。

入国審査、税関審査、ターミナルからの移動で、話したり聞いたりの苦労はあったものの、何か話しかけられるかもしれない場面や実際に話かけられたときに落ち着いていられました。それまでのような緊張感がなくなったことに気づいたのです。

英語が必要な場面でこんなに気持ちがラクになるのなら、海外出張のたびにやればいい

毎回の出張で同じように、着陸する2~3時間前くらいから英語の映画を見て過ごすことにしました。

その出張ですぐに役に立つほどの英語力がついたわけではありませんでした。しかし、あらかじめ英語に対する心の準備ができているという感じをもって英語の打ち合わせや商談に臨むことができて、英語の聞き取りレベルはまだまだでしたが相手とコミュニケーションができている手ごたえがありました。

さらに気づいたのが、映画の英語の単語や文がビジネスの現場に出てくることはほとんどない、ということです。つまり『映画に出てくる英語を覚える必要はない。音に慣れることだけで十分』ということに気がつきました。

2~3回出張が続いたら、英語の音に慣れてきたという感覚とともに相手の言うことが聞き取れるようになってきました。

過去に見ておもしろかった映画がなぜビジネス英語の学習に良かったか

試行錯誤がありましたが、次のようなことが分かりました。

  • 何度見ても聞き取れないところがあるが、おかまいなくリラックスして鑑賞できる
  • 新作は内容を理解するのに注意がいき、英語の音を聞くことをおろそかにしてしまう
  • 日本語字幕があると日本語に頼ってしまう
  • ストーリーを知っている映画は、英語の音を聞くことだけに注意を向ければいい

今も、心の準備と英語の音に耳を慣らすために、飛行機の中で到着前は必ず英語で映画を見ることを続けています。ムリせず、おもしろく感じることを何時間もやることがポイントです。

まとめ

私の英語学習の中で、飛行機で映画を見ることの意味や効果は、次の通りです。

  • 現地に着く前から映画を見て英語を聞いておくことで、心の準備ができる
  • 映画の英語を覚えるのはビジネスでは無用、音に慣れればいい
  • 過去に見ておもしろかった映画を見るといい

映画だけ見ていれば英語が短期間で上達するわけではありません。ほかの記事にも書いた方法をまとめてやることで、自分が思うよりも早く英語を身につけることができたと思います。私のようなやり方で成果が出そうかどうか、記事をもう一度ご覧になっていただければ幸いです。

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